*第3走* 桜井建男(静岡県憲法会議)

「戦争法」強行成立から3年以上は経ち、このごろでは言葉がますます軽くなり、あらゆるシステムや価値の劣化が進行しています。

それは政治のあり方において特に目立ちます。安倍政権がそれを体現していると思います。

 

現に、沖縄・辺野古新基地建設をめぐる安倍政権の対応を見ればよく分かります。

この不寛容の極み、深刻なシニシズム、ご都合主義と数のおごりなどの病理現象を治す手立てはないのでしょうか、あるのでしょうか。

 

考えてみましょう。

 

3年前の一時期でしたが、カントの「恒久平和論」が注目を集めました。

ドイツ観念論の哲学者が実は常備軍の廃止を提起しました。そしてこれは実現しませんでした。

しかし、ここから私たちは学ぶことができます。そのひとつが憲法9条ではないでしょうか。

学ぶと言えば沖縄県民の不屈の闘い、けっして手放さない、その実現をけっして諦めないということが大切ではないでしょうか。

 

「安倍政治を許さない」、この俳人のメッセージを合言葉にしながら。

 

 

*いま臨時国会で心配されていた改憲自民党案の提出は「断念」ということになりました。

 これはひとつの成果です。いっそう力を合わせましょう!

 

 

 

桜井建男