2018年6月16日 意見交換会・議事録

1.国内情勢について

 ・森友問題等で憲法改正の議論が落ち着いているが,安心はできない。運動の緩みはいけない。

 ・雰囲気(世間の風潮)に引っ張られて急に情勢が変わりやすいのが危険。

 ・自治会と神社との関係性(政教分離原則)が曖昧になっているのが今の象徴的出来事。

  根底がおかしくなると一気に世の中がおかしくなるおそれ。

 ・街頭での通行人の反応から,静岡県民の雰囲気が良い方向に変わってきているのを感じる。

  こちらの運動に対する肯定的な反応が多くみられるようになった。

 ・スタンディングでの「安部退陣」をやっていると反応が良い。

 ・この意見交換会で,情勢判断をある程度統一的に行うべきではないか。

 

 ・米朝会談について,世界をかき乱す2か国が落ち着いたという意味では良い方向ではないか。ただし,安心はできない。

 ・安倍政権のアシスト要素(北朝鮮問題に対する強硬論)が無くなった。

 ・軍事産業には痛手ではないか。

 ・在日米軍の縮小につながる(つなげるべき)。

 ・安倍政権において,当初は北朝鮮問題の論点がすり替えられたという印象を受けた。

  すなわち,当初は北朝鮮のミサイルの脅威を強調していたのが,米朝会談を受けてにわかに拉致問題へと議論をシフトさ   

  せた。

 ・安倍政権は拉致問題を掲げて北朝鮮の危険性を訴え続けるのではないか。

  どっちに転んでも(拉致問題が進展すれば安部の手柄,進展しなければ北朝鮮の危険性を強調できる。),安倍政権には    

  プラスになる。

 ・日本(安倍政権)には,北朝鮮との交渉のチャンネルがない。

 ・拉致問題が進展しないのは安倍政権の怠慢である。

 ・韓国は日本に比べて拉致人数が圧倒的に多いが,問題に優先順位をつけて融和を先行させている。

 ・米朝会談は,戦争が遠ざかったという意味では肯定しつつ,安倍政権では交渉できず問題解決は期待できない,という認

  識。

 ・北朝鮮問題は,核問題だけではなく,北朝鮮国内の人権問題にも目を向けるべきである。

 ・9条は他国との信頼関係が前提である。米朝会談は平和裏に問題を解決するという意味で9条の理念と同じ方向性。

 

3.当会ホームページについて

 ・リレートークのページが出来た。リレートークの担当をどうするかについて議論。

 ・ホームページに意見交換会議事録の詳細を載せるべきでは。

 

4.意見交換会のあり方

    (各地の運動があるなかで当意見交換会の存在意義があるのか,という問題意識に対する意見交換)

 

 ・東部,中部,西部単位の集まりに入らない地域の人たちの意見交換の場として残すべき。

 ・議論が深まるので継続すべき。

 ・運動論とは別の,大局的,理論的な話が出来るので意味がある。運動の材料,バックボーンになる。

 ・根本静大教授(代表世話人)に憲法のワンポイント講義をやってもらいたい。 →根本教授,了承。

 

5.次回日程

  日時:2018年10月13日 午後1時30分~

  場所:静岡県弁護士会館