2019年11月30日 意見交換会・議事録

1.根本猛代表世話人(静岡大学教授)による憲法ミニ講義

 アメリカ国民は最高裁判所裁判官について関心が高いのに対し,日本国民は無関心であること,最高裁も2005年頃からいい意味で積極的になってきており変化がみられること等について,判例に触れつつ具体的にお話しいただいた。

(次回は菊川九条の会山内氏より「地方議会の課題」について,ご報告いただく予定です(仮)。)

 

 

 

                    根本先生のレジュメはこちら→

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2.活動報告

(1)伊東市市民アクション(三好)

 映画上映会,講演会,9の日行動(6~7名での活動),通信の発行,署名活動等を行ってきている。

 署名の全国での集約数が分からないと励みにならないとの意見。

 伊東市で発生した,行政が写真展(8月の原発展)に介入してきた問題にどう対応するか,議論。

 問題の顕在化,公然化が必要との意見(菊川)。

(2)静岡市憲法9条を守る会(髙山)

 清水庁舎問題について,住民投票を求める活動をしている。憲法が保障する地方自治を実現すべく,活動している。

(3)竜爪山九条の会(三輪)

 戦争体験を語る会を行った。現在,古賀誠氏の講演を検討中。

 自民党支持者や保守層にも積極的に働きかけていくことが必要だと考えている。

(4)すえひろ九条の会(池ヶ谷)

 県大YECの韓国視察報告会や,全国首長9条の会に参加し,有意義であったことの報告。

 桜を見る会問題をもっと発信していくことが必要。

 

3.情勢分析(近時の新聞記事より)

 9月以降,自民党が改憲キャンペーンの全国行脚を行ってきている。

 自民党が目指してきていた「年内の臨時国会での国民投票法改正→来年の通常国会での改憲発議」は,国民投票法改正が出来ず,頓挫。もっとも,自衛隊を中東に派遣する動きに見られるように,9条を骨抜きにする策動は依然続いている。派遣の根拠は「調査・研究」であり,国会の決議不要。いつまででも自衛隊が中東に駐留できる状況となる点に注意が必要。

 

4.次回日程

 日 時:2020年3月14日 午後1時30分

 場 所:静岡県弁護士会館(2階)