2020年7月11日 意見交換会・議事録

1.根本代表世話人による憲法ミニ講義

緊急事態宣言は要件(定義)があるものの,感情に流されて要件が無視され,国民も圧倒的に支持。

緊急事態宣言はデータに基づいておらず,コロナ感染者が出ていない地域をも対象にしている。

感情的な判断を許す制度は危険。

 

このことは,集団的自衛権の行使要件も同様のことがいえる。

一見幻覚な要件に見えるが,易々と超えられてしまう危険性がある。

 

2.情勢分析(近時の新聞記事をもとに)

①安保法施行4年。米軍との一体化がさらに強まっていく傾向。

②コロナに便乗した改憲論議。世論は緊急事態条項の新設に過半数が賛成。

③緊急事態条項の核心は,内閣が国会を飛ばして政策を決められる仕組みを作ること。

 今回のコロナ問題は,このだれが決めるのかという仕組みに問題があったのではなく,必要な施策が何かの見極めの問題。

 施策の失敗を仕組みの問題にすり替えさせてはならない(石川健治東大教授)。

 

3.意見交換

(志太・憲法を大切にしよう会)

  日米地位協定の見直しを求める意見書を静岡県議会に提出し,可決させることができた。

(平和憲法を生かそう藤枝市民の会)

  コロナで集会はできなくなったが,メッセージボードを用いてスタンディングを行った。

  11月には集会を検討中。

(菊川市9条の会)

  憲法カフェを企画。憲法を前面に出さず,とっつきやすい話題で盛り上がりたいと考えている。

(清水9条の会)

  活動が停滞している。

(憲法共同センター)

  コロナでパレードや署名活動は自粛したが,スタンディングは行った。次回は久々にパレードを予定している。

(弁護士九条の会)

  検察庁法改正反対に向けた運動を行った。

 

6.次回日程

 日 時:2020年11月14日 午後1時30分~

 場 所:静岡県弁護士会館